« GW | トップページ | あじさい »

2013年5月 2日 (木)

NIKON FM 分解記(1)

07_2

先日、薄汚れたニコンFMを手に入れた。
シロボディのメッキが腐食しかかっていて見るからに汚い。
汚いけどシャッターも全速切れるし、露出計もOK。
綺麗になれば使いたいなぁと思って、分解清掃を始めた。

01

FMは接眼レンズ下のモルトが崩れてシャッタユニットに入り込むトラブルが多い。
当然だけどこのFMもボロボロだった。
ここから崩れたモルトの粉がスクリーンに転がっていったり、シャッターユニットに落ちたりする。
同時期のFEはスクリーン交換ができるがFMはできないのでスクリーン清掃はここまで分解しなければならない。
一部のFMはマウント側からスクリーンが外せるものもある。
マウントを正面から見て上部にネジが一本あれば、多分できる。


02_2

丁寧に取り除いてスクリーンを清掃。
外装部品もきれいにして、組み立て。
さぁ出来た!

と思ったら、ファインダー内のシャッタスピード表示が動かない。

とりあえず再び分解。プリズムを取ってスクリーンまで。

スクリーンを組み付けたときに組み間違えしたらしい。
もう一度スクリーンを組み付ける。

よしっ!さぁ出来た!

と思ったら、二重露光のレバーが動かない。
たぶん、一生使うことがない二重露光だけど
動かないのは気持ち悪い。

もう一度軍艦を外す。これも組み付け時の不注意。
二重露光のレバーの位置をあわせて再組み付け。

やっと出来た(^^;)

できあがったFMは案外綺麗になった。(^^)

03
↑ビフォー

06
↑アフター

 

-------------------------------------------------------------

05

FMは金属カメラの部類だけど、意外にもエプロンはプラ製だった。
昭和52年発売。もうプラスチックが珍しい時代じゃないから当然か。
トップカバーと同じようにメッキ(たぶん)がしてあるので気づかなかった。

04

露出計連動リングはこの小さなギアに繋がる。このギアが左上の半分見えているシャッタダイアルに繋がっている。
何も考えずにここまで外しても絞りリングとの接続の位置決めなどはないから大丈夫。
シャッタダイアル下には絞りの位置を電気的に伝える可変抵抗が入っている。
露出計が不安定な場合はこの可変抵抗の接点表面を清掃するのが第一手段だけど
この部分の分解が結構大変。正確に言うと分解は簡単だけど組み付けはかなりの集中力が必要(自分の場合)。
心が折れそうになる。今回は分解はしなかった(^^)
次回することになった(汗)

今回の分解組み立てで注意するのはファインダスクリーンのユニットを取り付けているネジのワッシャ(四箇所)。
ワッシャといっても0.8ミリ厚くらいの真鍮製のワッシャスペーサ。
スクリーンの位置決めをしている。
ユニットの下に隠れているから、ポロっと落ちてきて焦ることになる(なった)。
このワッシャスペーサーが高さの調整をしているから、
厳密には組み付け時の位置で戻すのがセオリー。
なんだけど、位置が隠れているのでおちてきてから気づくことになる(アハハ)。
ノギスで測るとこの個体のものは0.9が三枚で一枚だけ0.89だった。
誤差の範囲なのだろうか・・・。

-------------------------------------------------------------
私も皆さんの分解記事にたくさん助けられました。
たいしたレポートではありませんが、同好の方の参考になればと思っております。
-------------------------------------------------------------


★追記-------------------------------------------------------

1)巻き上げレバーの取り外し。
 上面にゴム板をあてて回してネジを外す。ゴム板で回らないときは化粧革を外してカニ目で回す。
 ※レバーにリターンス用のコイルプリングが引っ掛けてあるので位置関係をメモ。

2)巻き戻しクランクの取り外し
 フィルム室から軸を押さえてクランクを回して取り外す。
 板バネ、ワッシャ、コイルスプリングの位置関係をメモ。スナップリングプライヤーで
 Eリングを外して、化粧板の下のパーツをメモ。ネジリバネに注意。
 軍艦側に引っ掛けてあるコイルスプリングを外して、レバーユニットを取り外す。

3)シャッターダイアル部の取り外し。
 シャッターダイアルはチェッカリングが切ってある外周リングのみ外す。
 外周のネジ3個を外すと取れる。位置関係は特にメモする必要なし。
 (露出計が不安定な場合はダイアル下の可変抵抗を清掃する必要あり。

4)軍艦部の取り外し。
 5本のネジを外して取り外す。シンクロのラインを一本を半田ごてで外す。

☆ここまででトップカバーが外れます。

5)マウントとエプロン側の取り外し
 マウントの4本のネジを外してマウント取る。

6)マウントのベースの板バネ3個と四本の黒いネジを外して、絞り連動リングユニットごと
 取り外す。連動は左上の小さな歯車だけど、取り外しても連動位置がずれることはない。
 マウントのストッパーの金具の位置をメモ。

7)エプロンの取り外し
 リングに隠れていたネジとエプロン下部のネジ2本を外すと取れる。

☆マウント&エプロンは外さなくてもスクリーン清掃は可能です。
 外したほうがやり易いです。

8)ファインダーアイピース下のモルトを清掃するためには
 ファインダーアイピース両側のネジを取ると外れる。
 アイピース右側のコードの半田を外すと清掃がしやすくなる。
 ※ネジ下の厚さ1mm弱の真鍮ワッシャに注意。落ちる前に取り外して位置をメモ。

9)プリズムの取り外し
 プリズムを押さえている押え金を外してプリズムを取り外す。

10)スクリーンユニットの取り外し
 ファインダーアイピースを取り外したネジの前方の同ネジを二本取り外す。
 こちらもワッシャに注意。
 巻き戻しクランク側は基盤を押さえている黒いネジを取って、基盤をフリーにして、
 巻き戻し軸から少しだけ外してあげることでスクリーンにちょっと飛び出ている露出計
 インジケーターを外側にずらせる。
 ここまで外すとスクリーンユニットごと取れる。スクリーンの上下にはいくつか
 スペーサー(四角枠)があるので位置関係をメモ。
 この場合表裏上下が重要(組み間違えるほど複雑ではないです)
 
★ここまででスクリーン他各部の洗浄が可能です。

除去するモルトは、アイピース下、ミラーの丁番側、ミラー手前。
アイピース下はモルトを貼ると数年後の交換が必須になるので、モルト以外のものがベスト。
ミラー丁番側は取り除いたら、もう一度貼るのは大変そうなのでなくてもよいかもしれません。自分はそのままにしてしまいました。

組み立て時のコツは後ほど・・・

« GW | トップページ | あじさい »

ニコンFM分解」カテゴリの記事

コメント

すごいですね。
カメラ分解なんて尊敬します( ̄□ ̄;)
撮った写真も楽しみにしてますね♪

どもども、ノンさん
最近はジャンクカメラも安いので
行き当たりばったりで
見よう見まねでやってます。
何度も失敗してますし、修理するつもりが破壊してたり・・ナハハ

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1668595/51457484

この記事へのトラックバック一覧です: NIKON FM 分解記(1):

« GW | トップページ | あじさい »

最近のトラックバック

2017年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
無料ブログはココログ